2009年2月
2009年2月28日 (土)
2009年2月27日 (金)
村上春樹が投げた卵
撮影:PENTAX K100D + PENTAX FA 35mm F2 AL
昨年、私の父は90才でなくなりました。
彼は元教師でたまにお坊さんとして働いていました。
彼は大学院にいた時、徴兵され中国に送られました。
戦後生まれの子供の私は、父が朝食前に長く深い祈りを
仏壇の前で捧げているのをよく目にしました。
ある時、私がどうしてお祈りをするのかたずねたところ、
父は戦争で死んだ人々のために祈っているのだと答えてくれました。
味方でも敵でも死んだ人たちすべてに祈りを捧げていると父は言いました。
仏壇の前で正座する彼の背中をながめていると、
父にまとわりつく死の影が感じられるような気がしました。
父は亡くなり彼の記憶も共に消え、それを私が知る事はありません。
しかし父にまとわりついていた死の存在感は
今も私の記憶に残っています。
それは私が父から引き継いだ数少ない事のひとつであり、
もっとも大切な事のひとつであります。
*
エルサレム文学賞を受賞した村上春樹は
エルサレムで開かれた授賞式の記念講演で
高い壁とその壁にぶつかって壊れる卵の比喩を用いた
とても興味深いスピーチを行いました。
「常に卵の側に立つ」と題した英語のスピーチの中で
彼は唐突に父親の思い出を語り出しました。
上の文章がその訳文です。
彼は今まで父親の話をしたことが殆どないので
私はとても興味深くこの話を読みました。
彼はなぜ、このスピーチでこの話を必要とし、
この話によって何を伝えたかったのか?
私はそのことをずっと考えていました。
スピーチにある壁と卵の比喩のひとつの解釈として
イスラエルのガザ攻撃を批判しているのはその通りだろう。
でもそれだけではない。
もっと深いところにもっと重要な意味がある。
それは政治的あるいは道徳的立場からの批判ではなく、
文学的な立場からのメッセージなのだろう。
では、その文学的意味とは何か。
*
いくつかの紆余曲折を経て
ひとまず次のような結論に辿り着きました。
西洋の宗教的メッセージに“メメントモリ”というのがあります。
「誰もがいずれは必ず死に至ることを常に忘れずに生きよ」
というような意味なのですが、村上春樹の父親の話も
これに近いのかなと思いました。
メメントモリは自分の死と自分の生の関係性であるのに対し、
村上春樹の話は他者の死と自分の生との関係性。
つまり、自分と特に関係のない他人の死であっても、
それは自分の“生”と決して無関係ではないのだということ。
戦場での兵士の死を引き継いだ父と、その父の死を引き継いだ自分。
そんな「個々人の物語の連鎖に思いを馳せよ」ということなのだろう。
父親が内包していた死の影。
それは村上春樹のデビュー作で提示されたメッセージである
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在する」
にも繋がって行きます。
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奥の深い街、下北沢。 part1
普段着ファッションとカフェと音楽の街です。
闇市のような商店街もあり、なかなか奥が深い街です。
半日で踏破するのは無理だと悟りました^^;
下北沢駅の南口。
テレビに出たこともある漫画を読み聞かせるお兄さんがいました。
街は若者でいっぱいです。
いたるところにお洒落なカフェがあります。
レコード店の入り口の絵。
小さなライブハウスもたくさんあります。
楽器を持った若者もたくさん歩いています。
着物の古着のお店。
着物を着て歩く女性も何人かいました。
アンティーク着物店「着縁」の看板^^;
撮影:PENTAX K100D + PENTAX FA 35mm F2 AL
(写真をたくさん撮ったので続きがあります^^)
2009年2月13日 (金)
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2009年2月 5日 (木)
ガーリーフォト論
すこぶる評判が悪かったので、
今回はガーリーフォトなるものを考察してみようと思います。
ガーリーフォト(Girly Photo)とは
1990年代後半に流行した写真の一傾向であり
身近で日常的なものを被写体にした女の子写真。
技術的な部分は後回しで感覚を優先させた写真。
先ずは、代表格の三人の写真家の作品を見てみます。
HIROMIX
蜷川実花
長島有里枝
ぱっと見で、上手さは感じないのですが
何かしら人を惹きつけるものがあります。
それが何であるか、が今回のテーマです。
ガーリーフォトの特徴は
・見たものを鋭い視点や感性で表現
・瑞々しい感性とピチピチ感やヒリヒリ感
などが挙げられます。
批判的な感想は
・希薄な叙情、美しいだけの色、漂泊された広告写真
・自閉的で退屈な自己満足の世界
といった意見があります。
一方で、私の作品。
被写体の違いはひとまず置いといて、
根本的な感覚の差はそれほどないように見えます。
それでも、明らかな違いがあることも確かです。
それが何だろうと熟考した結果、たぶん
見た人への《刺激》だろうと思い至りました。
それは
見た人を突き刺す感覚の《鋭敏さ》とか
表現衝動の《ほとばしり》や《たぎり》
といった言葉で表されるもの。
思えば、歳をとるにつれて
額に脂をたぎらせることはあっても
感情や情熱をほとばしらせることは
だんだんなくなって行きますよね^^;
というわけで
リベンジにあたって考慮すべき点は
(1)興味の対象(被写体選び)
(2)衝動の《ほとばしり・たぎり》
の2点です。
これが今回の結論です。^^;
2009年2月 4日 (水)
2009年2月 3日 (火)
御徒町スナップ part2
「看板物語」という本に出ていた
横浜の煙草屋を真似したそうです。
写真を撮っていたら、
店主に声を掛けられてお店の中に招き入れられました^^。
下の写真は店の中に飾ってあった木製の置物です。
店主も写真が趣味だそうで作品を色々見せてくれました。
カメラ雑誌に載っているような正統派の作風でした。
銀座で個展を開いたこともあるそうです。
これは山手線の高架下の道路。
象牙細工のお店。ものすごく高いです><;
価格.comでお馴染みのPCボンバー。
秋葉原寄りの御徒町にあります。
名前は知っているがお店は見たことのない人も多いと思います。
撮影:PENTAX K100D + PENTAX FA 35mm F2 AL































































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